近年では生活習慣病という言葉もよく聞くようになり、自主的に病院や人間ドックで健康診断を受ける人も多くなってきました。健康診断で行う検査項目は、血圧測定、尿検査、血液検査、肺機能検査、胸部エックス線検査、心電図検査、視力検査、眼圧測定、眼底検査などです。こういった検査をすることで普段は自覚症状がなくとも隠れた病気、またはそのおそれがあることを知ることが出来たり、自分の体を数値で見ることで病気を予防することにつながるので、忙しい人でも年に1度は受けておくと安心かもしれません。健康診断の多くは企業や自治体で行われることが多く、そこで異常が見られれば病院に行って精密検査を受けることになります。検査項目で分かるのは、目、呼吸器、循環器、消化器、肝臓、胆道、膵臓、血液、そして糖尿病や高尿酸血症などの病気が分かります。普通の検診よりも人間ドックはオプション検査といって検査する本人が希望すれば検査項目を多くすることが出来るので、特定の病気を意識した箇所を検査出来ます。例えば煙草を吸うだとか、家族や親類にガンの人がいるといった場合はその病気になる確率や現在の様子などを検査出来ます。また、女性特有の病気の可能性を調べることも出来ます。健康診断とは別になりますが、ブライダルチェックと言われて最近では人気です。企業で行うもの以外は検査に料金はかかりますが、自分の健康のためにも定期的に受けることをおすすめします。
健康診断のセンターや会場で問診を行う看護師さんは、主に保健師です。生活習慣から体調まで、相手の返答次第で質問を増やす場合もあります。症状が出て訪れるクリニックと違い、早期発見のきっかけになるから大事。健康診断だからこそ、正直な生活習慣を申告したほうが良さそうです。