保健師も家ではうっかりさん

保健師をしているわたしの旦那さんは、つい先日、インフルエンザにかかってしまいました。

熱が上がったり下がったりを繰り返している状態が三日ほど続き、いつまでたっても良くならなかったので、病院に行くことにしたのです。しかし、肝心の保険証が見当たらず仕方なく実費で診察を受けることになりました。住所など何も変更にはなっていないので、新たに再発行してもらえば、後から保険証を提示すると払ったお金の7割は戻ってきます。物心ついたときから、病院は保険証が必ず必要で、そのおかげで3割負担で済みます。そのため、旦那さんの会計金額には本当に驚いてしまいました。保険証がないと、インフルエンザの診断を受け薬を処方してもらうためにはこれほどもお金がかかるのだということがわかりました。薬にしても、普段なら千円もかからないものが五千円以上もかかってしまいました。アメリカなどでは、保健制度は任意ということで、加入していない人もたくさんいると聞いたことがあります。日本では、保険への加入は義務付けられています。この医療制度がこのように決められているおかげで、経済的な理由で病院行きたくても行けないという事態を防いでくれているのだと実感しました。もちろん、中には保険のきかない診療もまだまだたくさんあります。しかし、少しづつではありますが、保険が適応される診療内容も増えてきたように思います。特に、子供ができてからは保険制度がしっかりしていて本当によかったと思います。子供は、予想以上に風邪をひきますし、通院しているのかと思うほど病院を訪れる回数がとても多いからです。

職業上、恥ずかしい話ですが、実際保険証のない会計にあまり関心がなく無知でした。もったいなくてしょうがないなので保険証を持参し返金してもらえましたが、いつも健康だからと過信してました。家族の健康管理と同様、保険証のありかも管理しなくてはなりません。反省。