われわれ保健師と関わりが深い看護師の資格というのは、助産師です。
実は、保健師資格を取得するか助産師資格を取るか迷う人が多いんです。
保健師はソフト路線、助産師は武闘派という人もいます。
現在、日本に約300件近くあるといわれている助産院は、医療法の規定に則った入院床数が9床以下の施設の事。助産師が管理者を務め、医師をおかずに妊婦や産後の褥婦の保健指導や分娩を行う所の事をいいます。
保健指導や分娩をするだけなら病院の産婦人科でもいいのでは?と思う方も多いと思いますが、助産院で扱えるのは、正常な妊娠と分娩のみ。逆子や帝王切開などが必要となる異常分娩経験者は助産院でお産をする事ができません。
また、頻産婦(5回目以上)や多胎児出産も大事をとって断られます。なぜなら、助産院は医師がおらず、彼らの指示がなければ投薬も帝王切開も助産師は出来ない
万が一の場合は助産院と提携している医師や病院に診察を依頼したり、適切な処置が受けられるよう搬送されます。
助産師は、妊婦や出産時のママに対する保健衛生を担い、保健師は乳幼児からお年寄りまで性別関係なく対象としています。
保健師を選んだ理由には、外科的要素にあまり出会わないという点もあったと思います。血を見るよりは見ないほうがいい。
わたしと同じく、保健師と助産師、どちらを選択しようかと迷っていたら参考にしてみてください。